つるだ同朋子ども園

教育・保育内容

「根っこ」を育てる~保育のめざすもの

親や大人の愛情に包まれていた子どもたちにも、やがて自分の足で歩き、自分の力で人生を切り拓いていかなければならない時がやってきます。乳幼児期は、その自立の時を支える人間としての基礎=「根っこ」が育つ大切な時期です。 自分で考え、自分から関わろうとする主体性、むずかしいことや未知のことにチャレンジしようとする意欲や探究心、良好な人間関係を築ける社会性、自然の不思議に目を見はる感性など、「根っこ」は、日々の遊びや生活を積み重ねる中で培われていきます。
子どもには自ら育つ力がある-。その力を認め、よりそいながら、たくましい「根っこ」の育ちを支援していきます。

やりたいことがいっぱいある~「遊び」は「学び」

子どもにとって、生きている実感・生きる喜びは、遊びの中でこそ得られるもの。自分のやりたい遊びを存分に楽しんだ記憶が多ければ多いほど、「私は私」という自己肯定感が育つと言われています。
園では、子どもたちが自発的に遊び、それを通してさまざまな力を獲得できるように、園庭・保育室内の環境を構成しています。

詳しい内容は「園庭」「保育室」の記事をご覧ください。

Ⅰ園庭~自然っていのちって不思議だね

  • 多くの樹木や草花、水辺の生きものの生息地である池、虫の住処でもある不耕起農法の畑や田んぼ。全体がビオトープである園庭で、子どもたちは、日々さまざまないのちと触れ合っています。
  • また、水・砂・土・木切れ・葉っぱなどは、子どもにとって最高の遊びの素材。それらを使ってものを作ったり、ごっこ遊びをしたり。園庭は、子どもの五感を刺激する「おもしろい!」の宝庫です。

Ⅱ保育室~自分で選べば、毎日ワクワク

  • 構成遊び、ごっこ遊び、積み木、もの作り、パズル、ゲームなど、自分で好きな遊びが選べるように、保育室内の環境は整えられています。玩具は子どもの発達に応じてヨーロッパのものを中心に、和久童具、保育者手作りの玩具などを配置しています。

「おいしい!」は生きるチカラ~食育

  • 友だちや先生といっしょに食べる昼食は、子どもたちにとって、とても楽しみな時間です。園では地産地消を心がけ、旬の新鮮で安全な食材を用い、子どもたちの心と体の成長を願って、毎日の昼食を準備しています。
  • また、厨房が保育室に隣接しているため、毎日の食材や調理過程を目にすることができるのも、子どもたちにとってはうれしいこと。昼食やおやつへの期待も高まります。

・体調不良や、食物アレルギー、離乳食など、一人ひとりの心身の状態に応じた献立等に配慮します。
・発達に応じた食具や具材の切り方等に配慮し、「噛む力」を育てます。
・園庭の不耕起栽培の畑や田んぼなどで、野菜や米を栽培し収穫したものを昼食にも取り入れています。また年長児を中心に、毎月クッキング活動を行っています。
・おやつは、週半分は手作りのもの、菓子類はサンワールド社の無添加のものを提供しています。
・食を営む力が育つように、栄養士が中心になって、子どもたちに食に対する知識を伝えます。
・食事を通して、いのちをいただいていることへの感謝の気持ちを育てます。
・楽しく食べる中で、食事のマナー(箸の持ち方、食器の持ち方、姿勢等)を伝えます。

いろんな世界に触れてみよう1 絵本

  • 子どもは絵本が大好きです。絵本を無心に楽しむ中で、豊かな感情や想像力や言葉が育っていきます。園では長年読み継がれてきたスタンダードを中心に、国内外の優れた絵本を選定して、各クラスとも毎日読み聞かせを行っています。
  • また、ご家庭で絵本を読んでもらう時間は、子どもにとって特別な時間です。
    親子の楽しい時間がもっともっと増えるように、園では常時絵本の貸し出しを行っています。

いろんな世界に触れてみよう2 わらべうた

人の声で歌われるわらべうたは、子どもたちにとって心地よいもの。歌いながら触れ合って遊ぶ中で、友だちや保育者との関係も深まります。

いろんな世界に触れてみよう3 日本の伝統文化

  • 長い時間の中で受け継がれてきた日本の伝統文化。園に設けられた茶室での茶道をはじめ、生け花、書道など、子どもたちは楽しみながら、これらの良さや美しさに触れています。(年長児対象)

いろんな世界に触れてみよう4 ダンス&イングリッシュ

音楽に合わせ体を動かすことを楽しもう!長年、アメリカでダンススクールを主催していた先生による、英語を交えたダンスの時間は、子どもたちの笑顔にあふれています。(年長児対象)

見守られて、ともに育ち合う~まことの保育

  • 私たちの園は、仏教をバックボーンにしています。仏さまは、「いのちはすべて尊くかけがえのないものであり、支え合い関わり合って存在するものですよ」と教えて下さいます。
  • その仏さまに見守られながら、日々子どもと保育者がかかわり合い、ともに育ち合っていく-。その営みを、私たちは「まことの保育」とよんでいます。

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